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スイス時計協会が木曜日に発表したところによると、4月の出荷額は前年比4.5%増の21億スイスフラン(約2640億円)となった。
スイス時計の月間輸出は、米国と日本で高級時計の需要が回復し、中国の継続的な低迷を相殺したため、4月に予想外の増加となった。
スイス時計協会が木曜日に発表したところによると、4月の出荷額は前年比4.5%増の21億スイスフラン(約2640億円)となった。この増加は、前月の急激な落ち込みに続くものだ。スイス時計の最大市場である米国への輸出が11.6%増加し、3月の落ち込みを反転させたことが、増加を後押しした。
フォントベルのアナリスト、ジャン=フィリップ・ベルチー氏は、月間統計は「驚くほど好調」であり、ロレックス、パテック・フィリップ、カルティエなどの高級ブランドの好調を指摘した。「他のブランド、特に低価格帯のブランドは、コロナ後の贅沢な時期を経て、まだリセットモードにある」とベルチー氏はレポートで述べた。
この予想外の急騰は、2021年にパンデミックによるロックダウンが終了して以来、前例のないブームを経験したスイスの時計に対する世界的な需要が落ち込む中で起きた。
金利上昇、不安定な経済成長、地政学的紛争により、購入者は支出を抑制している。時計メーカーはまた、スイスフランが他の通貨に対して引き続き強いことにも取り組んでおり、一部の市場では価格上昇を促し、顧客を遠ざけている。
円安が観光客の売り上げを引き続き押し上げ、日本への出荷は13.6%急増したが、4月の中国からの需要は低迷したままで、スイス時計の第2位の市場である中国への輸出は7.5%減少した。
3,000フラン(約38万円)を超える価格のモデルの出荷は引き続き好調で、4月の金額ベースで7.8%、数量ベースで6.1%増加した。しかし、卸売価格が500フラン(約6万3千円)から3,000フラン(約38万円)の比較的安価な腕時計は、価格が10%下落した。
この報告は、ヴァシュロン・コンスタンタン、IWC、ジャガー・ルクルトの腕時計を製造するリシュモンの四半期の腕時計売上が予想を上回ったことを受けてのもの。このスイスの高級腕時計コングロマリットは今月、専門の腕時計部門の四半期売上が前年比4%減少したと報告した。
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